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カンジダ・アウリスの臨床、行政対応 アウトブレイクへの備え-第2回-【1月18日開催】(WEB開催)

2024年12月4日

 近年、諸外国において、多剤耐性で重篤な感染症を引き起こす恐れのあるカンジダ・アウリス(Candida auris)による、血流感染症等の侵襲性感染症の事例が多数報告され、問題となっています。カンジダ・アウリスは、環境中で長期間生存するため、集中治療室(ICU)などでの医療機器を介したアウトブレイクの事例が、米国等から複数報告されています。院内で環境面への接触を含む接触感染等によりヒトからヒトに容易に伝播し、侵襲性感染症例は高い致命率を示します。抗真菌薬への薬剤耐性率が非常に高く、米国CDCによると、分離株の約1/3が2種類以上の抗真菌薬に耐性であることが報告されています。加えて、現状では臨床現場で使用可能な全ての種類の抗真菌薬に耐性である株の報告もあり、薬剤耐性(AMR)対策の観点からも非常に重要な真菌種です。今般、国内初となる海外株によるカンジダ・アウリス真菌血症による死亡例が報告され、厚生労働省健康局結核感染症課からも注意喚起が発出されており、2024年10月30日には国立感染症研究所から日本国内のカンジダ・アウリス感染症の発生動向も報告されています。

共 催: AMR臨床リファレンスセンター
国立感染症研究所

開催概要

セミナー名:カンジダ・アウリスの臨床、行政対応 アウトブレイクへの備え-第2回-AMR Online seminar “Candida auris”

日 程:2025年1月18日(土) 10:00-12:30<

形 式:Zoomウェビナー (パソコンなど通信機器、通信回線などの環境をご自身でご準備ください。)

参加費:無 料

取得単位など:
ICD協議会の単位を取得可能の予定です。ご希望の方は参加フォームの該当欄に送付先を記載ください。

お申し込み

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講演プログラム

開会挨拶
宮崎義継(国立感染症研究所 真菌部 部長)

「日本での感染防止対策の経験」
大澤良介 亀田総合病院 感染症内科 部長

「米国での重症例などの臨床経験」
兒子真之 ヒューストン・メソディスト Weill Cornell Medicine 感染症科 医師 *米国よりオンライン

「英国視察から得られたカンジダ・アウリスの発状況」
加藤博史 国立感染症研究所 実地疫学研究センター 第一室 研究員

「国内の事務連絡上で依頼している報告方法概要と報告状況」
中下愛実 国立感染症研究所 実地疫学研究センター 第一室 研究員

「国内菌株サーベイランスのアップデート」
阿部雅広 国立感染症研究所 真菌部 第一室 室長

Q&A

閉会挨拶
大曲貴夫 国立国際医療研究センター病院 副院長

セミナー概要(PDF)

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