一般の方へ

アクションプラン

2017年9月
アクションプラン

 近年、抗菌薬が効かないAMR(薬剤耐性)をもつ細菌が世界中で増えています。これは、病院をはじめとした医療機関内でも、また医療機関の外の市中でも問題となっています。また、動物のもっている薬剤耐性菌が畜産物や農産物を介して人に広がったり、環境が汚染される場合もあることが分かってきました。

 抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が増えると、これまでは適切に治療をすればよかった感染症の治療が難しくなってしまいます。重症化しやすくなり、死に至る可能性が高まります。

 加えて新しい抗菌薬の開発は進んでおらず、薬剤耐性菌による感染症の治療はますます難しくなってきています。

 このような状況を踏まえて、WHO(世界保健機関)では、2015年5月に「薬剤耐性に関するグローバル・アクション・プラン」が採択され、加盟国は2年以内に自国のアクション・プランを策定するよう要請されました。

 また、同年6月のエルマウ・サミットでは、地球上の人や動物、環境を一体としてとらえてその保健衛生に取り組むことが必要であるというワンヘルス・アプローチをすすめること、新薬などの研究開発に取り組むことを確認しています。

 日本では、2016年4月に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン 2016-2020」が取りまとめられました。 このアクションプランでは、薬剤耐性の発生を遅らせ、拡大を防ぐために、2016年からの5年間で取り組んでいくこととして、以下の6つの項目が挙げられています。

普及啓発・教育:薬剤耐性に関する知識や理解を深め、専門職等への教育・研修を推進

動向調査・監視:薬剤耐性及ひ゛抗微生物剤の使用量を継続的に監視し、薬剤耐性の変化や拡大の予兆を適確に把握

感染予防・管理:適切な感染予防・管理の実践により、薬剤耐性微生物の拡大を阻止

抗微生物剤の適正使用:医療、畜水産等の分野における抗微生物剤の適正な使用を推進

研究開発・創薬:薬剤耐性の研究や、薬剤耐性微生物に対する予防・診断・治療手段を確保するための研究開発を推進

国際協力:国際的視野て゛多分野と協働し、薬剤耐性対策を推進

 これらの項目は、どのくらい取り組みをすすめられたか、毎年評価が行われることになっています。AMR臨床リファレンスセンターはこのアクションプランに基づくさまざまな取り組みを行うために国立国際医療研究センター病院内に設置されました。

HOME

一般の方へ

医療従事者の方へ

お知らせ・更新情報

お問い合わせ

SNS