- AMR普及啓発活動:大阪大学感染症総合教育研究拠点CiDER 薬剤師が取り組む抗菌薬適正使用支援活動と感染症教育プログラムOCTPAS 第25回は薬剤師が取り組む抗菌薬の適正使用推進(AS)活動です。池垣美奈子先生は2つの病院で薬剤師によるAS活動に携わった後、現在は大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)のメンバーとして、全国に向けて、薬剤師・薬学生のための感染症教育プログラムOCTPASを発信しています。AS活動からOCTPASに至るまでのご経験や取り組みについて、同大学感染制御部の松尾裕央先生、日馬由貴先生、同薬剤師の町田尚子先生も交えてお話を伺いました。
- AMR普及啓発活動:岐阜県地域連携ネットワーク 地域全体で合同カンファレンスを開催~互いに連携しながら感染対策に取り組む~ 第24回は、岐阜県における地域連携ネットワーク構築の取り組みです。岐阜県では岐阜大学を中心に、病院については全県、診療所も岐阜市全体で合同カンファレンスを開催し、地域全体で感染対策に取り組んでいます。岐阜県内の感染対策向上加算病院すべてがJ-SIPHEを導入していることで、都道府県別のJ-SIPHE参加率は最も高く、その経緯や運営の実際などについて、岐阜大学医学部附属病院の馬場尚志先生と、関係者の皆さんにお話を伺いました。
- AMR普及啓発活動:東京医科歯科大学病院歯科外来 歯科外来における抗菌薬適正使用の取り組み
~薬剤師主導の介入で経口抗菌薬の処方に大きな変化~ 第23回は、東京医科歯科大学病院歯科外来における薬剤師主導のASP(抗菌薬適正使用支援プログラム)活動です。同院薬剤部の沖畠里恵氏は、歯科外来でのASP活動を2015年から開始しました。その結果、第3世代セフェム系の月平均外来処方割合は50%から1%台に減少し、ペニシリン系は月平均93%に増加しました。ASP活動を始めた経緯や具体的な取り組み、またその成果について、お話を伺いました。 - AMR普及啓発活動:本康医院 「まちの診療所」で実践する感染症診療
~「原則」に従った診療が結果的に適正使用になる~ 第22回で取り上げるのは、静岡県浜松市の郊外で、祖父の代から3代にわたり地域に根差した医療を提供している本康医院の取り組みです。院長の本康宗信先生は、抗菌薬適正使用について、「特に適正使用をしようと思ってやってきたわけではありません。感染症診療の原則に従った診療を長年にわたって実践してきました」と語ります。本康先生もスタッフの皆様も「普通」にやっているという取り組みの実際について、お話を伺いました。 - AMR普及啓発活動:兵庫県姫路市 AMR対策推進のまち・姫路市の取り組み~全国に先駆けて、自治体として啓発活動を推進~ 第21回で取り上げるのは、兵庫県姫路市の取り組みです。自治体として唯一AMRアライアンスジャパン・メンバーである姫路市は、2022年2月、「AMR対策推進のまち宣言」を行い、市をあげてAMR対策の啓発活動を行っています。「AMR対策推進のまち宣言」に至るまでの経緯や実際の取り組みなどについて、清元秀泰姫路市長、北窓隆子姫路市医監、そして姫路赤十字病院副院長の中村進一郎先生にお話を伺いました。
- AMR普及啓発活動:農研機構、日本養豚開業獣医師協会、AgriINFO株式会社 2つのシステムPigINFO Bioとe-shijishoで養豚農場ごとの抗菌薬使用量を継続的に評価
~ 正確なデータの収集と分析を積み重ねながら、抗菌薬適正使用を支援 ~ 今回は、養豚農場における抗菌薬使用量の評価システム”PigINFO Bio”と、動物用要指示薬の電子指示書”e-shijisho”の開発経緯とその実際を紹介します。PigINFO Bioは農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が、e-shijishoは日本養豚開業獣医師協会がその実証試験に取り組んでいます。農研機構在職中より、両システムの開発に携わっている山根逸郎先生(AgriINFO株式会社)にお話を伺いました。 - AMR普及啓発活動:石巻赤十字病院 断らない救急その先へ~地域拠点病院発の抗菌薬適正使用の呼びかけ~ 石巻赤十字病院は、宮城県北東部唯一の救命救急センターであり、スローガンは「断らない救急」。抗菌薬適正使用推進活動の原点は「断らない救急」にあるそうです。ASTチームは当初、感染症専門医が不在の中で、多職種のスタッフの協力を得て立ち上げられ、院内での明確な成果を得て、地域における抗菌薬適正使用を推進してきました。その経緯や活動の実際について、井上顕治先生とASTメンバーの皆さんに伺いました。
- AMR普及啓発活動:日本製薬工業協会 Stop AMR: 日本製薬工業協会の取組み~今ある抗菌薬を大切に使いながら、新しい薬を生み出すための仕組みを作る~ 「AMR対策推進国民啓発会議」の賛同団体である日本製薬工業協会(製薬協)は、AMR対策アクションプランの立ち上げと同時にAMR普及活動の取り組みを開始した。 “Stop AMR”は、製薬協が展開するAMR普及啓発のためのコンテンツを紹介するサイトの名称。抗菌薬を製造販売する製薬企業の団体が、なぜあえて適正使用の啓発に取り組むのか。その背景や具体的な活動についてお話を伺いました。
- 第1回AMR対策普及啓発活動 農林水産大臣賞 動物用抗菌剤に関する唯一の専門研究会として49年にわたり活動 薬剤感受性試験法の標準法や抗菌剤の開発に必要な各種臨床試験実施基準を作成。シンポジウム開催や抗菌剤使用マニュアル、治療ガイドライン作成など、獣医療領域での長年にわたる耐性菌問題や抗菌剤慎重使用に関する普及・啓発活動により、第1回農林水産大臣賞を受賞。 我が国の獣医療をリードする同研究会の活動と家畜における薬剤耐性の現状を浅井鉄夫理事長に伺った。
- 第1回AMR対策普及啓発活動 国民啓発会議議長賞 感染制御ネットワークを立ち上げ、青森県全体で感染対策を推進 「感染制御ネットワークによる地域医療圏の耐性菌を減らすための多面的アプローチ」で、第1回国民啓発会議議長賞を受賞した
青森県感染対策協議会AICON(Aomori Infection Control Network)の活動をご紹介します。県内の医療機関を結ぶネットワークを構築し互いに情報を共有しながら、地域全体で感染制御の質を高めることに貢献しました。 - 第1回AMR対策普及啓発活動 厚生労働大臣賞 初期研修医の教育を通じて病院全体に感染症診療を根づかせる 「卒後初期の感染症診療・教育による抗菌薬適正使用の実践・啓発の10年に及ぶ取り組み」で第1回厚生労働大臣賞を受賞した、佐賀大学医学部附属病院感染制御部の皆さんにお話を伺いました。同部では全診療科を対象とした感染症コンサルテーション診療を日常的に行う一方、初期研修医に対する感染症診療ローテート研修にも力を入れ、病院全体で抗菌薬適正使用をはかってきました。
- 第2回AMR対策普及啓発活動 農林水産大臣賞 抗菌剤の使用を最小限にする魚病対策を推進 今回取り上げるのは、「水産分野における抗菌剤の使用を必要最小限とする魚病対策とその普及啓発活動」で農林水産大臣賞を受賞した、大分県農林水産研究指導センター水産研究部の活動です。同部では養殖魚の感染症対策として薬剤感受性データの収集やワクチン開発と普及に取り組み、抗菌剤の使用を最小限にする魚病対策を進めてきました。30年以上にわたる活動について、同部養殖環境チームでチームリーダー(当時)を務めた福田穣先生にお話を伺いました。
- 第3回AMR対策普及啓発活動 薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞 ユニークな発想と多彩なアプローチで市民啓発を展開 今回取り上げるのは、「AMR啓発グッズとラッピングバスを用いた市民啓発の取り組み」で薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞を受賞した、三重大学医学部附属病院感染制御部の活動です。同部では一般市民にもAMRを知ってもらおうと、様々な切り口で啓発活動を行ってきました。 その取り組みについて、同部部長(当時)の田辺正樹先生と看護師の新居晶恵先生にお話を伺いました。
- 第3回AMR対策普及啓発活動 厚生労働大臣賞 休日夜間急患センターで小児の経口抗菌薬適正使用を推進 「兵庫県の休日夜間急病センターにおける小児に対する経口抗菌薬適正使用に向けた取り組み」で厚生労働大臣賞を受賞した、HAPPY Trial Research Teamの活動をご紹介します。兵庫県の2施設で処方動向調査や出務医師に対するフィードバックを行いました。チームを率いた、兵庫県立こども病院感染症内科部長の笠井正志先生に伺います。
- 第3回AMR対策普及啓発活動 「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞 ペットの臨床現場でAMR対策の普及啓発を推進 第11回で取り上げるのは、獣医臨床感染症研究会(VICA)の取り組みです。AMR対策は、ヒト・動物・環境のワンヘルスを考慮しながら進めることが重要です。今回は動物の中でも、ペットの臨床現場において様々なAMR対策を行ってきたVICAの活動について、会長を務めるむらた動物病院院長の村田佳輝先生にお話を伺いました。
- 第3回AMR対策普及啓発活動 文部科学大臣賞 オリジナルキャラクター「バイキンズ®」を用いて 感染症やAMRをわかりやすくつたえる 第10回で取り上げるのは、「薬剤耐性をわかりやすくつたえる」で文部科学大臣賞を受賞した、大阪市立大学大学院医学研究科細菌学教授・金子幸弘先生の取り組みです。感染症やAMRを楽しみながら学べるよう、オリジナルキャラクター「バイキンズ®」を用いた普及啓発活動を行っている先生に、お話を伺いました。
- 第2回AMR対策普及啓発活動 国民啓発会議議長賞 秋田県全体で情報や経験を共有しながら感染対策を推進 第9回は「国民啓発会議議長賞」を受賞した、秋田県感染対策協議会の取り組みをご紹介します。同協議会は1983年の発足以来、30年以上にわたって地域ネットワークを構築し、感染対策に取り組んできました。これまでのあゆみや活動の実際などについて、事務局が置かれている秋田大学の植木重治先生およびスタッフの皆様に、お話を伺いました。
- 第2回AMR対策普及啓発活動 「薬剤耐性減らそう!」応援大使賞 Big gunプロジェクトで抗菌薬適正使用を推進 第8回は「薬剤耐性減らそう!」応援大使賞を受賞した、神戸大学医学部附属病院抗菌薬適正使用支援(Big gun)プロジェクトチームの取り組みをご紹介します。Big gunプロジェクトは広域抗菌薬のチェックシステムで、多職種が連携しながら適正使用を推進しています。同プロジェクトに長年携わってきた大路剛先生に、発足の経緯や活動の実際などについてお話を伺いました。
- 第2回AMR対策普及啓発活動 文部科学大臣賞 都内表層水の薬剤耐性菌の調査と薬剤耐性菌についての知識の普及活動 第7回は文部科学大臣賞を受賞した、中央大学全学連携教育環境プログラム西川ゼミの取り組みをご紹介します。西川ゼミは、都内を中心とした主要河川や公園の池の水を対象に、環境中の薬剤耐性菌の実態を調査し、日本水環境学会、学園祭、マスメディアなどで発表しています。本ゼミを率いる西川可穂子先生に、研究のきっかけや研究内容などについてお話を伺いました。
- 第2回AMR対策普及啓発活動 「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞 お母さんたちに向けた子どもたちのための“つなひろ”の啓発活動 第6回は「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞を受賞した、「つながる ひろがる 子どもの救急」の活動を取り上げます。子どもの医療についての情報を保護者に提供する中で、積極的に薬剤耐性の啓発に取り組んでいます。活動を立ち上げ、中心となって取り組んできた代表の小児救急看護認定看護師 野村さちいさんに活動への思いやその具体的な内容についてお話を伺いました。
- 第2回 AMR対策普及啓発活動 厚生労働大臣賞 多職種協働を目指した、13年間のAMR対策普及活動 第5回は「厚生労働大臣賞」を受賞した、特定非営利活動法人EBIC(Evidence-based Infection Control)研究会の活動を取り上げます。国内の先駆けとして感染管理の教育に力を注いできた研究会の歩みや、最近の活動について、理事長の佐竹幸子氏ならびにスタッフの皆様にお話を伺いました。
- 第1回 AMR対策普及啓発活動 文部科学大臣賞 ソシアルネットワークで取り組む感染症危機管理活動 第4回は、「文部科学大臣賞」を受賞した、東北大学の取り組みをご紹介します。AMRを含む感染症対策として、医療従事者だけでなく、広く一般の人やメディア、行政を巻き込んでの活動をなぜ立ち上げたのか、それによってどのような成果が得られたのかについて、この活動を率いてきた賀来満夫先生にお話を伺いました。
- 第1回 AMR対策普及啓発活動 厚生労働大臣賞 抗菌薬適正使用普及のためのグラム染色検査の実施とその結果を患者教育に活かす取組み 第3回は、「厚生労働大臣賞」を受賞した、奈良県橿原市のまえだ耳鼻咽喉科クリニックの活動を取り上げます。「グラム染色」に取り組むことになったきっかけから、実際の運用状況と現れた変化について伺いました。
- 第1回 AMR対策普及啓発活動 薬剤耐性対策推進国民啓発会議議長賞 学生による抗菌薬適正使用啓発キャラバン「Smile Future JAPAN」 第2回は、学生による抗菌薬啓発キャラバン「Smile Future JAPAN」を取り上げます。この取り組みを立ち上げた高橋揚子氏に、学生の立場でAMR対策に関わることになった経緯、具体的な活動内容、卒業後に取り組んでいる活動などをお話しいただきました。
- 第1回 AMR対策普及啓発活動 「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞 静岡県立こども病院 Shizuoka Antimicrobial Team(SAT) 第1回は、「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞受賞の静岡県立こども病院 Shizuoka Antimicrobial Team(SAT)をご紹介します。立ち上げからの中心メンバーである静岡県立こども病院小児感染症科の荘司貴代氏に、具体的な活動内容と効果、そして院内から地域へと対策を拡大しつつある現状、今後の展開を伺いました。
- 2024年11月1日
- 第8回 薬剤耐性(AMR)あるある川柳 募集開始しました!皆様のご投稿をお待ちしております
- 2024年11月1日
- 薬剤耐性(AMR)対策推進月間2024特設サイトをオープンしました
- 2024年10月31日
- 【プレスリリース】11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」 2024年度も啓発キャンペーンを実施(PDF:1561KB)
- 2024年10月30日
- 【ニュースリリース】AWaRe分類は抗菌薬適正使用支援ツールの1つ 最新のAMR対策と診療報酬加算(PDF:1201KB)
- 2024年10月23日
- 第3回AMR対策臨床セミナー 『良いコミュニケーションを感染させよう』 ~未来のこどもたちへ抗菌薬をのこすために~