第7回 薬剤耐性(AMR)あるある川柳 入選作品発表
第7回 「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」に
たくさんのご応募をいただき、
誠にありがとうございました。
今回は1,685作品を
ご応募いただきました。
一般部門、医療従事者部門の
優秀作を決定しましたので
発表いたします。
薬剤耐性(AMR)
あるある川柳 入賞作品
受賞された方には
賞状と記念品をお送りします
- *川柳、ペンネームは、すべて応募者の表記にしたがっているため、一部当て字等の表記で掲載しています。
- *作品の著作権は、すべて国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンターに帰属しています。無断での転載、使用はご遠慮ください。
- *入賞および応募作品につきましては、当センターのウェブサイト、SNS、報道資料等、広告広報活動の一環として使用いたします。
総評
国立国際医療研究センター病院
AMR臨床リファレンスセンター
センター長
大曲 貴夫(おおまがり のりお)
今回で7回目となる「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」の募集に、全国から1,685作品のご応募をいただきました。今回も心に響く素晴らしい作品をありがとうございました。
COVID-19のパンデミックが落ち着くと同時に、急性気道感染症の症状があった場合に医療機関を受診控えすることが減り、一般の方の受診行動は元に戻りつつあります。わたしたちの調査では、かぜやインフルエンザに抗菌薬が有効だと思われている方が、まだまだたくさんいらっしゃいます。しかし、コロナもインフルエンザも風邪もウイルスが原因であり、抗菌薬はウイルスが原因となる疾患には効果がないことを念頭においた川柳が、今年の入賞作品には多くみられました。これは抗菌薬の正しい使用についての意識が高まりつつあることを示しているように感じます。新しい抗菌薬の開発はだんだん難しくなってきています。そのようななかで、今ある抗菌薬を適切に使用し、薬剤耐性につながるような不適切な使用を避けることが大切です。川柳を通して私たちができることや、薬剤耐性対策について考えていただけたことを大変うれしく思っています。こうした小さな活動が、小さくはありますが毎年継続し、世の中に広がっていくことを期待しています。
今回ご応募いただいた川柳作品は、さまざまな形で活用させていただき、今後も薬剤耐性対策を進めてまいります。