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AMRの院内感染対策「私たちができること」

手指衛生

2017年9月

 感染症の原因となる病原体は、しばしば手を介してヒトからヒトに感染します。150年以上前に産科病棟の感染症が手を介して発生したことが判明して以降、手洗いは感染対策における最も簡便かつ有効な方法として現在にまで至ります。従来は流水と石鹸による手洗いが主に行われていました。最近では、アルコール(擦式手指消毒剤)を使用することにより短時間で効率よく、さらに手指表面の菌減少率も優れているため推奨されています。手が見た目に汚れている場合や急性胃腸炎の流行期は流水による手洗いの併用が必要となります。

手指衛生で最も重要なことは、適切な場面で正しく行う事です。 正しく手指衛生を行うためには、十分な量の擦式手指消毒剤を使用し、推奨された方法を遵守する必要があります。手指衛生までの時間を短縮するため、病院はスタッフの使用しやすい場所に設置もしくは個人用の擦式手指消毒剤を準備するなど環境を整える必要があります。 WHOは5つの場面での手指衛生を推奨しています。

  1. 患者に触れる前:手指を介して伝播する病原体を消毒する
  2. 清潔/無菌操作の前:患者の体内に病原体が侵入することを防ぐ
  3. 体液曝露の後:患者のもつ病原体から自分自身と医療環境を守る
  4. 患者に触れた後:患者のもつ病原体から自分自身と医療環境を守る
  5. 患者周辺の物品に触れた後:患者のもつ病原体から自分自身と医療環境を守る

 薬剤耐性菌の水平伝播が減少するよう、最も大切な手指衛生を適切に行いましょう。

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